記念樹

服部克久が1992年に作った「記念樹」という歌が
小林亜星がその昔作曲したのCMソング「どこまでも行こう」に似ているという
いわゆる「曲の盗作」問題の2審判決が昨日出た。
結果は服部克久側の逆転勝訴。
確かにどちらの曲も似ているのだが、
何ていうか、単純で自然なメロディーなので
その先の展開を考えると自然と似た傾向の曲に
なってしまいそうな感覚はものすごく分かる。


小林亜星の「どこまでも行こう」は確かタイヤかなんかのCMソング。
聞いた感じでは普通にアップテンポの歌。
それに対し、服部克久の「記念樹」は確か「あっぱれさんま大先生」のエンディング曲。
静かな感じの編曲で、子どもたちの合唱で歌われた「卒業」というイメージの歌。
実際に当時テレビで「記念樹」を聞いて、いい曲だなと思った記憶がある。
ひょっとしたら卒業ソングの定番になるかも…と思ったほど。
両者のイメージは大きく違うので、やっぱり「別の曲」なんじゃないかなと思う。


でもここまで引っ張っておいてなんなんですが、
個人的に興味があるのは服部克久さんの息子の服部隆之さんですね。
王様のレストラン」とか「HERO」とかゲームの「I.Q.」の音楽の。他にもたくさん。
なんていうか存在感のある躍動感ある音楽に敬服。
さらにいうならば、服部克久さんのお父さんである服部良一さんにも敬服。
今日でもCMとかで使われたり、NHKの歌番組とかでも歌われている
「蘇州夜曲」が、実はあんなにも昔に作られた曲だと知ったときはたまげました。
全然古さを感じさせないですよ。