無駄な時間
権力や地位とか財産とか環境はときに不平等に与えられる。
でも万人に平等に与えられるものは「時間」だ。
なので時間の使い方がうまい人というのは本当に優れている人なんだと思う。
というわけで、ここは敢えて
非生産的な「無駄でダメダメな時間のつぶし方」について考えることで、
有効な時間の使い方とは何かを考えるきっかけにしたいと思う。
①潰したい時間だけ時計の秒針が回転するのを見る。
例えば、20分という時間を潰す場合は、時計の秒針がたった20回まわれば終わり。
20回まわったときには、もう20分が経っている。
なのでじっと20回まわるのをただただ眺める。
少しでも楽しむためには秒針の回転を見ながら1回ずつ紙などにカウントする。
高校のときに知り合いが授業中に実践したという方法。かなり衝撃だった。
②頭の中で音楽を再生する。
自分のよく知っている長い曲(50分くらいある交響曲だとベター)を最初の部分から
頭の中で再生し、その音楽に浸る。演奏が終わると自動的にそれだけの時間が経っている。
もし秒単位で時間を確認することが出来れば、演奏終了と同時にチャイムが鳴ったり
予定していた時間が来るという、いわゆる「1人ジルベスターコンサート」も可能。
特に終わりの30秒くらいは一人だけにも関らずかなりのスリルが味わえる。ある意味、自分との戦い。
③近くにいる人の癖をする数をカウントする。
中学のとき特徴的な先生がいて、言葉の最後や句読点の前にいつも
「〜ですネ」という言葉を癖でしゃべっていた。
これを1コマの授業(50分)でどれだけ言うか数えた。
結果は400回くらいだったように記憶している。
特に癖のない人をターゲットにする場合はまばたきの数でも数えてみたり。
うーん。とっても非生産的な頑張りだ。
無駄について考えることが「無駄」でないと信じたい。
かつてヒマヒマで腐ってたときは、
仕事の終わる時間にメーターが満タンになって、
今現在が1日のどのくらいまで来たかが分かるような
ショボいツールを作ったこともあったなぁ。
今まで作ったツールの中で最高の駄作。