革命

チャイ6「悲愴」同様、
最近ようやくショスタコービチの5番の4楽章以外の良さが分かってきた。
1,2,3楽章あっての4楽章だわ。
1楽章の8分くらいのところのピアノと低弦のピチカートで
おどろおどろしい音を弾くところが妙に好き。ものすごいくいい。
あの部分だけにピアノを使うなんてすごい。


ショスタコービチは歴史的な政治的な背景による圧力によって
本来、自分が作りたい作風を無理やり変えなくてはいけなくならなくなった人。
軽軽しい曲を作るヤツは非国民的に思われたらしい。
この5番は今までの作品に向けられた批判の目をそらすために
内容の充実した重々しい曲になるように作曲したと言われているが、
そんな理由で作ってもこんなにも魅力的な曲になるのがすごい。