若かりし日のチャイコフスキー

ふとNHK-FMのラジオを聞いていたら、
オーケストラの演奏をやっていた。
曲はチャイコフスキー交響曲1番「冬の日の幻想」。


金管が迫力あってなかなかいい演奏だ。
どこのオケなんだろうと思って聞いていたら、曲が終わり
「最優秀賞を受賞した福島県立郡山○○中学校の演奏でした」と。
びっくり。最近の中学生はすごいな。


そのあと高校の部だった。
レスピーギの「ローマの松」が2番目の優秀賞。
高校生であの難曲があそこまで演奏ができれば大したもんです。


高校の最優秀賞は千葉県立幕張総合高校の
チャイコフスキーの「スラブ行進曲」だった。
聞いていてとても懐かしかった。
高校生以来弾いていない曲だが、当時とても楽しんで弾いた記憶がある。
冒頭のクラリネットの2nd を友人に頼んでアホみたいに強く吹いてもらったり、
(そういう演奏をしているCDがあったのですよ。それはそれでそういう解釈なのでアリ。)
楽器を使っての表現に飽き足らず(!)、数名で「口笛」での表現を試みたり、
まぁいろいろおバカなことをした思い出が。


でも曲は派手なところは派手で、時に丁寧さよりも勢いを重視する必要のある
チャイコフスキーの曲というのは、高校生にはとても向いている曲だと思った。
高校生の演奏というのは個人的にはなかなか好き。青臭さも若々しさも。