おねいちゃんデビュー

人生初、おねいちゃんのいるお店に行った。
常駐先の会社で飲み会の2次会ってやつで。
しかも六本木デビュー。


 前に、高校の同級生の女の子が、大学になって父親と初めて二人で飲んだときに
 2件目でおねいちゃんのいる店に連れられて行った(!)という話を聞いたことがある。
 オケをやっている友人だったが、その人曰く、
 「やっぱりああいう人たちっていうのは、いろいろなお客さんと話すのが
  仕事だから知識が豊富。音楽とか楽器の話とかをしていた。」
 って言っていたのを思い出した。


― 今後、滅多に来ないと思うし、せっかく高い金を取られるのだから、
相手の出方を探りつつ、どういうところか楽しんでみよう..と思った。


とりあえず、最初何を話しかけてくるのか。
普通に知り合いじゃない人なんだから、話のきっかけをつくるのもやっぱりプロなのか??
すると「今日はどこかで飲まれていたんですか?」と。...思ってったよりも普通だった。
まぁいろいろとその辺の飲み会の話をしつつ、同級生の女の子の話が頭によぎり、
音楽の話でも振ってみようかと思ったが、突然話を始めるわけにもいかず、
がんばってきっかけを探していたら、
「どういうお仕事ですか?」「携帯電話関係で。」
という見事なまでの流れを変える一手を指され、
向こうの(まぁ普通は)得意であろう、ケータイの話になってしまった。
なかなかやるな...。(勝手に敗北感)
そしてしばらくケータイの話に。。新機種がどうだとか、そろそろ買い換えたいだとか。
その後、そのおねいちゃんが千葉の出身と聞いて、さらに話は思わぬ方向に発展。。


結局そうこうしているうちに自分の終電の時間が近づいてきてしまい、止む無く今日は退散。
純粋にいつかリベンジをしたいと思った。


けど、確かにああいう店は行って悪い気はしない。
話は聞いてくれるし、会話ではこちらを立ててくれるし、
飲み物は半分減ったらガンガン足してくれるし、
意味もなくグラスの周りの水滴を拭いてくれるし。
寂しい心の人の隙間を埋めるという意味では、
かなり需要と供給のバランスが取れていて、
ビジネスとしては成り立つんだなぁと実感した。
いろんな意味でいい経験をした。