おっちゃん

大阪梅田のマニアックなクラシックCD屋に買い物に行った。
すごい、普通のCD屋1軒ぶんくらいの店内にあるのは全てクラシック。
チェリビダッケが友人を集めてパーティーをしたときに録ったという
一般では売られていない録音のCDとかもあったりする。
さらに、なかなかいい演奏と思われる交響曲のCDが、ワゴンで 250円とかいう値札がついていたのも驚いたが、
なかでも店員のおっちゃんはスゴかった。


ちょっとマニアックなCDを探していて、
私「済みません、貴志康一という人のCDを探しているのですがこのほかにありませんか?」
おっちゃん「貴志康一..ええと、確か店にはこのほかにもう1枚バイオリン作品集のがあった気が..(関西弁)」
私「(すげぇ、そのとおりだ)でも、それは持っているんです..」
おっちゃん「そうですか。この人のはもう大体のCDが古くてないかもしれんなぁ。(関西弁)」


そういってパソコンで調べると、
さくさく店の中を歩いていき、ついていくと、ささっと棚からCDを取って
「この中のこの曲とか、」
また歩いて迷いもせず、ささっと棚からCDを取って
「この中のこの曲とか、こういった感じでバラになってしまいます」と。
あまりの流暢な動きにプロ魂を見た気がした。


その後、HPでCDがあるのを見たということを伝えると、
「じゃあちょっとHPをみて見ましょうか(関西弁)」
と言って、
「ほぉ..この人28歳で亡くなってはりますの?(関西弁)」
と驚いていた。
この探究心..このおっちゃんは知識も豊富とみた。